アブランシュ・ゲネー
アブランシュ・ゲネー
2015年9月5日、文京区・春日に「AVRANCHES GUESNAY(アブランシュ・ゲネー)」オープン!
本場フランス・ノルマンディー地方の町「アブランシュ」と修行先のオーナーシェフ「シルベール・ゲネー」氏の名前からとった店名なんだそう。
オーナーシェフの上霜 考ニ氏は、「インターコンチネンタル東京ベイ」や「オテル・ド・ミクニ」、「パティスリー・ジャン・ミエ・ジャポン」のシェフパティシエを歴任後、独立。
「アブランシュ」での経験がお菓子作りの原点になっており、フランス現地の想いが詰まった商品が取り揃えてあります。
「アブランシュ・ゲネー」はフランス・ノルマンディー地方の名産のリンゴをイメージさせる真っ赤な外観が一際目立っていました。
アクセス
住所:東京都文京区本郷4-17-6-1F
TEL:03-6883-6619
最寄り駅:
- 都営三田線 春日駅 A2 徒歩1分
- 地下鉄丸ノ内線 後楽園駅 徒歩3分
- JR中央線 水道橋駅 徒歩10分
さて、さっそく店内へ入ってみましょう♪
入ってすぐ右手に焼き菓子がキレイに並んでいます。
ところで、わたしだけしょうか?
パティスリーに行くといつもそうなのですが、生菓子も焼き菓子も種類が豊富で選びきれません。
お店が家の近くなら何度か通ってイロイロ食べれるのですが、わたしの場合次にいつ来れるかわからないので、本当に選ぶのに慎重になってしまいます。
ですので、わたしのブログを読んで購入の参考になれば幸いです!
焼き菓子コーナーです!
焼き菓子も何点か購入しましたので、改めてご紹介します♪
焼き菓子コーナーにちょうど上霜シェフがいらっしゃり、シェフ自らオススメ焼き菓子を教えて下さいましたので、お楽しみに♪
お店はゆったりした奥行きです。
それではさっそく、今回は生ケーキのご紹介です。
ショーケースに並ぶケーキはどれも美しく、クオリティが本当に高いです。
ケーキのフォルムも惹きつけられます(〃∇〃)
そんな上霜シェフのデコレーション技法も掲載されている本もありますので、是非ご覧ください!
色とりどり、形も様々なケーキたちです♪
かなり迷いに迷って今回はこちらの6点を購入しました!
購入した生ケーキたちはこちら!
- タルト フレーズ(¥680税抜)(左奥)
- フレシュール ショコラ(¥540税抜)(左前)
- ルナール(¥590税抜)(真中)シェフスペシャリテ
- ヴェルサダ(¥540)(右奥)
- オペラ フィグ ヴァンルージュ(¥590税抜)(右真中)
- タルト ショコラ(¥500税抜)(右前)
それでは1つずつ詳しくご紹介していきます!
「タルト フレーズ」
これはイチゴ好きは外せないアイテムです。
苺の季節がもうすぐ終わろうとしているので、食べ納めですね ^^;
タルトフレーズというだけあって、大粒の苺が4粒も乗せてあります。
フレーズとは?
フランス語で苺のこと。
他のパティスリーにあるタルトフレーズよりタルト部分は薄め。
クレームダマンドの量が少ないんですね。
クレーム・ダマンドとは?
フランス語でアーモンドクリームのこと。
バター、砂糖、卵、アーモンドパウダーを同量配合するレシピが基本。
このクレーム・ダマンドの量を減らしてしっかりと焼成された土台に、カスタードクリームが中心に絞ってあり、その周りに苺を乗せてあります。
土台が薄めなので、生地と苺とカスタードが口の中で混じり合うバランスがとても良いです。
土台が厚いタルトは、後味がアーモンドクリームだけになってしまいますので、「アブランシュ・ゲネー」さんの「タルトフレーズ」は計算された美味しさと言えます。
「フレシュール ショコラ」
ベルギー産のチョコレートテリーヌ。
カカオハンターのトゥマコ82%を使用したクレームショコラ。
カカオハンターとは?
カカオ産地を直接探したり、品質改善のために生産者の方に指導するところから始める、「Tree to Bar」を行うこと。
カカオの木(Tree)から板チョコ(Bar)へ、という事です。
より品質の高いカカオ豆をカカオ農家と共に作り上げるところから取り組んでいます。
近い言葉で「Bean to Bar」という言葉があります。
カカオの豆(Bean)から板チョコ(Bar)へという事で、収穫された厳選したカカオ豆を使用し、製造の全てを自社の工場で全工程を行っています。
「トゥマコ」は南米コロンビアの南西部の沿岸沿いにあり、エクアドルとの国境にほど近い港町です。
カカオ農家が多く多種のカカオが眠っており、今まさに研究が進められている最中だそう。
そんな「トゥマコ」のチョコレートを「フレシュール ショコラ」に使用しています。
さてさて、そのお味は?
下の層は濃厚で甘みのあるテリーヌ。
上の層はカカオハンターのトゥマコ82%を使用した、カカオの苦味と旨味がしっかりと感じられるチョコレートムースで甘さひかえめ。
上に絞ってあるシャンティも甘さひかえめで、全体的に大人の味わい。
見た目も美しくオシャレな一品。
「ルナール」
こちらは、上霜シェフのスペシャリテ。
シンプルな見た目の中に、こだわりが詰まった一品です。
一口目は口溶け良いミルクチョコレートのムースから味わえます。
センターにはヘーゼルナッツムース、オレンジのコンポート、さくさくのアーモンドが。
チョコの甘み、オレンジの爽やかさ、ヘーゼルナッツのコク、キャラメルのグラサージュのほのかな苦味。
これが口の中で合わさり、もうたまりません(〃∇〃)♪
さすがスペシャリテ!!
「ヴェルサダ」
ムースアナナスで夏を先取り♪
アナナスとは?
フランス語でパイナップルのこと。
ムースアナナスの口溶け良い食感。
口の中で溶けてなくなります。
マリーゴールドのクリームもあるのですが、これがマリーゴールドか!という味は分かりません。
ビスキュイジョコンド生地の上にムースシトロンの酸味がキレを出し、まとまりのあるケーキになっています。
とても爽やかで軽めのケーキでペロッと食べれてしまいます♪
「オペラ フィグ ヴァンルージュ」
例えば、「オペラ」で想像できるお菓子は、コーヒーシロップをたっぷり染み込ませた生地に、チョコレートのガナッシュ、コヒーのバタークリームを何層にも重ねたケーキです。
「アブランシュ・ゲネー」さんでは今までに味わった事のないオペラに!
赤ワインのシロップをたっぷり染み込ませた生地に、イチジクのガナッシュ、カシスとイチジクのクリームを層に仕立てられています。
イチジクのガナッシュには果肉も入っており、プチプチとした食感がアクセント。
イチジクと赤ワインの王道の組み合わせに、カシスの酸味がほどよく相性抜群。
何かの味が強すぎてもバランスが悪くなるので、このオペラは食感、味、見た目、全てにシェフの技術力の高さが伺えます。
「タルト ショコラ」
こちらも先ずは見た目で楽しませてくれます。
底に敷いたショコラのサブレの上にチョコレートのガナッシュが。
上にはプラリネのシャンティ。
シャンティとは?
泡立てた生クリームのこと。
味が濃くなりがちなタルトショコラですが、甘さ控えめで食べやすい味の濃さになっています。
また、計算された食べ切れるサイズ感。
チョコレートとヘーゼルナッツの相性抜群の一品。
最後に
「アブランシュ・ゲネー」さんのケーキは見た目も味も満足させていただけます。
わたし個人の意見ですが、全体を通して甘さはひかえめ。
しかし、その甘さひかえめなところが、パーツの味をしっかり味わうことができます。
見た目はとてもオシャレで品があります。
味の濃さによってケーキのサイズ感がバランス良く、計算されていると感じました。
次回はそんな上霜シェフにオススメして頂いた焼き菓子をご紹介します。
⬇「アブランシュ・ゲネー」焼き菓子編はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた( ・ิω・ิ)
コメント